箕輪山登山2010




山頂にて



横向登山口〜箕輪山山頂ピストン



 2010.7.19



 3連休の最終日、本日だけお休みをとれた。疲れてるし、このまま家でごろごろしてようか、山に入ろうか布団の中で葛藤した。ゼファーも手元にないことだし、山にいくか。

「もう、いつも直前にいうんだから」
 家人の小言を聞き流しながら、準備を始めた。

 少し、出遅れたんで入る山が限定されてくる。箕輪山がいいか。ちょうどよいトレーニングルートだと思った。この時は!

 しかし、暑い。既に軽く30℃は超えている。近所のコンビニで飲み物とおにぎりを調達した。ザックの中には、前回の山行の残りの魚肉ソーセージや行動食、さらにビニールタンクに2リットルの水がぬかりなく収納されている。

 いつもの秘密の裏道から、あっという間に道の駅つちゆ手前に到達。そして、土湯トンネルをを抜け、横向温泉の登山口へ右折。ところが、登山口の狭い駐車場は既に登山客の車でいっぱいになっていた。やむを得ず、R115沿い、横向大橋パーキングにサクちゃんを停車した。

 新調したカウボーイハット風の登山帽をかぶり、登山靴を履いて、スパッツを巻いた。ここから登山道まで、てくてくと歩く。それにしても暑い。既に汗が全身から噴き出していた。10分ほどで、ようやく登山道に入る。

 箕輪山、安達太良山系のひとつだが、標高は安達太良山より、やや高い1728Mである。ただし、比較的、緩斜面であり、そう、きつくはない。筆者も過去2度ほど、このルートから入山しているが、あんまり印象がなかった。

 ところが・・・

こ の猛暑の中、延々と登りが続く。なだらかな部分がほとんどない。ずうっと登りっぱなし。汗が滝のようになって流れ出した。

 意外と手強い・・・

 スキー場のリフトの最上部を過ぎるといよいよ道が荒れてきて、油断するとスリップし、転倒しそうに何度もなった。
   岩もごろごろと転がっていて、足の裏が痛いし、歩きずらい。
「こんにちは。いってらっしゃい」
 下山してきた年配の感じのよいご夫婦から、声をかけられた。
『こんにちは。頑張ります』
 と、笑顔で応える。

 それにしても休日なのにえらく人が少ないルートだと思う。
 まあ、ペースは遅いが休憩を1度取っただけで、休まず登り続けた。山頂が近づいた頃、にわかにガスがかってきて、気温が劇的に下がってくる。今度は肌寒いなと思っているうちに頂上到達。

 霧で、眺望はイマイチだった。登山者は、筆者のほかに3人ぐらいが休んでいた。風が強い中、筆者も岩に腰かけ昼食をとった。山で食べるご飯は本当に美味しい。
 吾妻連峰方面→  
   ←安達太良山方面(鉄山避難小屋までのルートが微かに見える)

 昼食後、何枚か画像を撮影してから下山の途につく。やっぱり雲が多くてイマイチだったけど。帰路は、それなりにペースを上げたのだが、道が荒れている部分で何度もスリップしてしまう。
 楽勝のルートだと思っていたら、結構、時間がかかってしまった。横向大橋のパーキングに着いたころには16時近かった。

 このルートを筆者はなめていたと思う。というより過去に2度も登っているのにあんまり憶えてなかった。

 やっぱり、近年の筆者は3歩あるくと忘れてしまうらしい。



FIN



2010.8.13UP



記事 北野一機



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