北海道ツーリング2014















 4日ぶりの投薬と仮眠の結果、すっかり弱っていたゴロウさんの体調が完全復活する。しかし、4日間も薬を飲まなかったなど初めてことだ。よく体がもったと思う。旅先では、もっと薬の管理を厳重にしないと。もし、万が一紛失したら、最寄りの医療機関に直行すべきだと改めて痛感した。

 夕方前には起き出して愛機ゼファーで出撃し、ニセコ駅前の温泉”綺羅の湯”にてじっくりと温泉を堪能した。しかし、ニセコに滞在していると連日の温泉三昧で、すっかり健康になってしまいそうだ。
   やがて沢登り組の皆さんが帰ってきた。ずいぶんイワナの釣果もあがったらしい。

 夕食はユミさんの”ポークソテイ”だ。筆者の大好物メニューである。もりもりと平らげた。別海のドライブイン”ロマン”で、巨大ポークチャップを食べて以来、本当にポークソテイにハマっていたりする。
 夜の宴会では、暖炉で焼かれたイワナの塩焼きが振舞われた。これは秀逸、まさしく天然ものの絶品である。お蔭で、今宵もかなりベロンベロンにヨッパになっちまいました。

 旦那のミヤビさんは、本格的にイワナを釣っていたらしい。でも相方のトモちゃんも凄い。木の枝に糸をつけて立派なイワナをゲットしたとか。ごっちゃんです。
 
 そして、さらにヨッパになったゴロウさんは次第に黒板五郎に変身していく・・・

 ”北の国から”の大ファンの家族連れのおかあさんは、ゴロウさんのモノマネにまさに抱腹絶倒状態に陥った。なんか毎年のように、ゴロウさんの北の国からシリーズにウケるおかあさんが存在する気もするんですけど。

 細か過ぎてわからないモノマネシリーズ!

 もとは”北の国から’92巣立ち”あたりのシナリオだ。

「とうさん、謝るのには年季が入ってるよ。純、謝っちゃおう〜」
「これえ〜、うちの畑で採れたやつなんですけど(富良野で採れたかぼちゃ)」
「純、この曲、なんてえ〜の?」
「長淵の西新宿の親父の唄です」
「いい唄だねえ〜」
「なかちゃん、この唄知ってるかい?やるなら今しかねえ♪」
「五郎、知らないよ」
「知らないの?なかちゃん、遅れてるねえ〜」
「やるなら今しかねえ♪やるなら今しかねえ♪」

 もう、ほとんどオオウケのライブ状態で、お部屋で休まれていた皆様にはご迷惑をおかけいたしました。大爆笑のおかあさんは終いには、笑い過ぎて泣いておられたそうな?

 いやあ〜、午前中、薬が切れて弱っていたのに今宵は絶好調に復活した北のゴロウさんでございました。

 すいません、ベロンベロンで就寝した真夏の夜の夢のお話でござんす。




秘境 小樽穴滝(画像提供:ニセコアンビシャス)



 なんだか二日酔い気味で目覚める。昨夜、筆者の”北の国から”モノマネで大爆笑していただいたおかあさんは、今朝も噴き出しておられた。

 いやあ、これだけオオウケしていただけると本当に嬉しいねえ〜

 うっ、れっ、しいねえ〜(田中邦衛風)

 昨今、若手の前で黒板五郎のモノマネをやってもほとんどウケなくなってきている。というより”北の国から”というドラマの存在すら知らない世代が主流をなしつつあると思う。寂しいねえ。

 もちろん朝食をきちんと摂り洗顔を済ませ出撃態勢を整えた。本日のツアーは小樽方面に向かうそうだ。ツアーの参加者が多いので車二台の出発となった。

 天気は少し曇り気味だが、湿度が高いような気がした。
   途中、銀山駅に立ち寄る。限りなく秘境駅っぽい。ここで、札幌のヨシカネさんという女性の方と待ち合わせしていたそうな。

 無事、ヨシカネさんと合流し、小樽方面へと再び向かった。
 R393、通称赤井川国道沿いのトンデンファームにトイレ休憩がてらに入る。

 お盆期間だけあって、施設がかなり混み合っていた。トイレも渋滞してたし。

 しかし、旨そうなものを焼いているねえ。
   つい食べたくなって、ソーセージを1本購入した。炭焼きは、煙で喰わせると昔からいわれているのがまさに筆者のこの行動だ。

 一口かじるとパキッという歯ごたえがいい。スパイスもよく効いていて旨味が口の中に広がる感じがした。
 ファーム内を歩くとダチョウがいた。なんともユーモラスなお顔をしている。意外と気性が荒く不用意に手を出すとガブっとかじられる。

 ダチョウ肉は高タンパク質・低脂肪、L‐カルニチンが豊富でヘルシーな食肉だそうで、近年、健康食ということで注目を集めている。しかし、どこかで見たことがあるドヤ顔だ?
   おー、とんちゃんだ。にんじんが好きなんだってさ。でも筆者、お肉の中では豚肉が一番好きなのだ。

 なんか、すみませんねえ。どうしてもトンカツが思い浮かんでしまうのは気のせいか?
 お馬さんもいる。お馬の眼って、とても優しそうだと思う。昔、南相馬市に住んでいた頃、”相馬野馬追い”の関係で、馬を飼っている家が結構あった。

 祭が近づいてくると普通に道路を闊歩しているお馬の姿が見られたものだが、震災・原発事故後はどうなってしまったのだろう?
 
   毛無山展望所に入った。小樽の市街地が一望できる絶景ポイントだ。

「ゴロウさん、毛無っていっても気にしなくていいよ。この先に増毛の町があるからね」
 村長の一言。

 わっ、なんだかフォローになってないんですけど・・・
 近年、筆者の髪の毛は壊滅的な打撃を受けていた。増毛(ましけ)にいったからってゾウモウするわけではない。

 なんだか虚しい話と相成ったのう(TT)




修行をする人?



 小樽の山の中って、意外に自然に恵まれていたりする。

 凄い山奥まで入って、そこから歩きまくって、沢を飛び越えて、ようやく辿りついたのが、穴滝だ。

 ここに来る途中、妙齢の女性とすれ違った。挨拶を交わしたけど、凄い軽装だし、なにより女一人でこんな山中を歩くのはまずいっしょ・・・とは思ったけれど彼女は軽く微笑んで通り過ぎていく。

 だいたい2時間ぐらいで最終地”穴滝”へ辿りついた。

 かなりの迫力だ。滝の裏側にまわり込んで、修験者のようなことをやっているゴロウさんという人の姿あり。







 ここで集合写真を撮る。

 右から、トモちゃん、クボヤマさん、マエダさん、ミヤビさん、ヨシカネさん、ヤタロウ、ゴロウさん、カシマさんという本日のメンバーでした。

 アンビ号は、かなり奥地まで入り車を停めていたので、歩く距離が随分軽減された。旅は道連れ世は情け。穴滝で知り合った若い女性3人組も乗せてあげて登山口まで移動する。

 途中・・・

「実はニセコで旅の宿をやっているんですよ」
 村長が、アンビの説明をされていた。惜しむらくは、住所・メアド・TELなどが入った名刺を差しあげれば、さらに効果的だったやも知れない。
 帰りがけ、仁木町のファーム上田で、”ベリーベリーパフェ”というやつを食べた。

 ボイセンベリー2個、赤ラズベリー4個、黄ラズベリー2個、ブルーベリー4個、カラーラン2個、サジー2個、ジュン純ベリー1個とまさにベリーづくしである。ちょっと、すっぱいけど、ベリーベリーパフェうまし! 
 
 もちろん上記パフェをぼくひとりで食べたわけではございませんが、1つでも充分にボリューミーでした。
   左画像は、JR昆布駅前の幽泉閣だ。帰りがけに利用した大きめの温泉施設である。肌がさらさらになるほど効能が高いといわれていることから”美人湯温泉”と呼ばれている。

 2年前の冬に利用して以来だったので、非常に懐かしい。ここの露天風呂は塀が高くて景色は楽しめないが、実にいい湯だった。
 泉質はナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)、しかし、利用料500円でこんなに立派な施設を楽しめるのは素晴らしい。

 ほどよい時間にアンビに到着する。

 今宵の夕ご飯は、お魚のフライであった。サクサクの歯触りで大変美味しかった。 
 
 炭焼きのソーセージを食べて、がんがん歩き、超フルーティなベリーベリーパフェを食べて、いい温泉に浸かる。さらにバランスのとれた美味しい夕食も食べる。う〜ん、すっかり健康になってしまいそう。

 うっ、れっ、しいねえ〜(黒板五郎風)

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 しかし、もう、このモノマネ、いい加減やめろ!



秘境 穴滝 トレッキングツアー
制作:ニセコアンビシャス



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