北海道ツーリング2014








歌島高原にてチューチュートレインをする図(画像提供:ニセコアンビシャス)







   2014年8月、つまりお盆の真っ只中で、強い台風がせまりつつあったはずが?

 あれ〜なんだか青空が出ているではないか。 
 九州に帰還されるカワベッティさんは、念の為、早朝に千歳に向かった。どうもいろいろ無理をいってもうしわけありませんでした。でも毎夏お会いできて嬉しかったし、とても楽しゅうございました。また来年の夏に再会いたしましょう。

 天気さえよければ、本日も日本海側に向け、ツアー出発となる。
 途中、道の駅「らんこし・ふるさとの丘」へ立ち寄る。

 ここはなんといっても隣接しているアイス工房で作られるソフトクリームの味が濃くて絶品だ。病みつきになる甘さだと思う。

 暫し、トイレ休憩などもして再び出発する。
 

ノブロウくん 
 確かマスミさんと歴史小説の話をしまくって、盛り上がっているとノブロウくんが意外そうな顔をしていた。

「しかし、ゴロウさんも真面目な話もするんやねえ。モノマネとかオヤジギャグばかりしてはるただのエロイ人やと思っておったわ」
『いや、ぼくは本来、インテリジェンスな人柄なんだ。一番の趣味も読書だし』

 だめだ、誰も信じてクレナイハルミ・・・
 寿都の海岸線に到着。流石に海は荒れていて、水の色は不思議な感じだった。

 少し、南の海の色に似ていると思う。

 もちろん我々のほかには誰もいない。聴こえてくるのは波の音ばかりだ。
 
   歌島高原到着。前にもHP本編で書いたけど、ここの存在は地元の人でも知る人は少ない。

 ドコモの電波塔を建てるためにここまで道が通ったともいわれる。

 途中、すれ違ったのは一匹のキタキツネのみ。

 草原の丘の上で横になったら、本当にぼくは寝込んでしまった。
 久しぶりに再会したコサカさんは、丘を降りるまで独りチューチュートレインをされていた。どうやらハマったらしい。

 台風がきているのに穏やかな真夏の風が高原に吹きつけてとても心地よかった。
 
 帰りがけ、必死の形相で登り道を駆けあがっていくチャリダーのオジサンあり。

 火野正平の自転車で各地を旅する番組が始まって以来、中高年のサイクリストがずいぶん増えたと思う。しかし、ライダーもチャリダーもオッサンばかりの時代になるとは、流石に予想がつかなかった。

 なにせ若者にバイク乗りを連想してどう思うという質問をすると”オジサン”という答えが返ってくるというのだから凄い。
   昼食は、島牧村の賀老食堂というところで摂った。なかなかの人気店のようである。

 ぼくも含め、左画像の賀老定食(1050円)をオーダーした人が多かった。これはお得だ。焼きホッケやお刺身などを中心に豪華絢爛、とても美味しかった。 
 本日は村のお祭りらしく、店のご主人ひとりで切り盛りするのがとても大変そうだ。つまり、普段店の仕事をしているご家族が、お祭の手伝いにの方にいってしまったらしい。そういう時に限ってお客が殺到してしまって、てんてこ舞いになったという展開だろう。
 東京のハシモトくんがオーダーしたウニ丼。どうです、このボリューム。今年は、ウニが不漁で、いつもの年よりも値段が高騰しているらしい。

 しかし、この内容で2700円は、良識的だと思う。何気に村長がオーダーされていた塩ラメーンを誰もが旨そうだと思っていたことは秘密ぜよ。
 
 ちなみにこの近くには、有名な賀老の滝がある。うちのHP本編を10数年以上前からご覧いただいている方にはピンときたかもしれない。

 そう、当時、うちのBBSで異様に盛り上がったあの天然の炭酸水”ドラゴンウォーター”が滝のすぐ近くに湧いているのだ。懐かしいねえ。あの頃、交流いただいた皆様ともなかなか連絡がとれなくなってしまったが、お元気だろうか。なんだかずいぶん遠い昔の話になった気がした。
   帰りがけ、島牧村内の宮内(ぐうない)温泉に立ち寄った。

 ゾウの花子が湯治したことで有名な温泉である。

 しかし、どうです。このひなびた感。筆者の非常に好みとする秘湯のムードがびんびん漂う。
 内風呂のひなびた雰囲気も素晴らしいが、露天風呂の野趣あふれる風情も秀逸でございました。

 ノブロウくんたちと豪雨の中でも少しも動ぜず、露天風呂に浸かっていた。

 いとおかし・・・
 
 ナトリウム炭酸水素塩、リューマチ、火傷、高血圧症などに効能があるそうな。

 今宵の宴会は、なんとなく少し早めに終わった気がした。

 ところで、筆者の持病の薬を入れたジップロックがない。どこかで落としたか?

 まあ、こんなことはまだ悲劇の序曲でしかなかったりする?



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