北海道ツーリング2012



後志




三食丼スペシャル







 というわけで、アンヌプリでご来光を拝んだ後、宿に戻り昼食をとる。そのまま不眠不休で、寿都方面へと向かう。
 
   途中、某丘で綺麗な高山植物を撮影するも筆者の知識不足で花の名はわかりませぬ。あしからず。

 実は、このあたり一帯、天然のラズベリー畑だった。完熟した実は甘くて美味しい。 
 オニユリの花も群生していてとても綺麗だった。

 というわけで、ラズベリー狩り開始となる。しかし、フクヤマさん・オクヌキさんの両氏、ほとんどプロの手並みであった。就中、フクヤマさんにおかれては、両手で量産体勢に入り、ジャムおじさんと化していた。
 
   これは自分がとったラズベリーなのだが、ジャムおじさんは、軽くこの倍以上採取していたと思う。

 いくらでも自生しているのでキリがございません。とうとう村長さんから強制終了が言い渡される。
 有名な寿都の”日本海食堂”にて昼食。かねがね噂には聞いていたのだが、ここだったんだ。

 ちょうど昼時で満席状態だったのだが、暫し待つと奥の席に通される。
 
   ぼくがオーダーしたのは、うにあわび丼スペシャル。うにの本場積丹半島近くだけあって、うにの美味さはモンクなしの逸品だった。

 生のアワビもコリコリしてとても新鮮で旨い。この値段でこの内容ならお得、いや他では絶対にありつけないと思った。
 あと、お魚のすり身の吸い物もいいダシが効いていて、とても美味しかった。

 お腹いっぱいに海の幸を堪能し、すっかり満足した。

 生ビールも冷えてて最高である(おい!)
 
   食後、なでしこ海岸で海水浴をするもあまりの水温の低さに驚愕し、あっという間に砂浜に戻る。というより海岸にテントがびっしり張ってあるわりに誰も泳いでなかった。

 北海道の海水浴は泳ぐのではなく、海岸でBBQを楽しむのが、正しいやり方だという話を思い出した。
 というわけで冷えたバデイを”寿都温泉ゆべつのゆ”でじっくりと温める。

 お盆中なだけに大変な盛況ぶりだ。けど内湯や露天はもちろん、ジャグジー、サウナまであり、かなり充実した温泉施設である。 
 
   宿に戻ると、さっそくイワサキくんやノブロウさん、マスミさんたちが、イチゴジャム作りに励んでいた。

 イワサキくんのラズベリーには、ヘタの部分がまだ残っており、修正作業も必要だったらしい。 
 夜の飲み会では、イチゴヨーグルトやジャムビスケットがさっそく登場し、美味しいラズベリーに舌鼓をうつ。

 果実の甘さがワインにとてもよく合い、ガンガン飲んでしまった(おい!) 
 
 毎日がとても楽しい。村長さんや常連さんからも、
「ゴロウさん、このままずっと最終日までいたらどうです」
 誘っていただけるのは嬉しかったし、そうしたいのもヤマヤマカワカワタニタニである。

 ただ、ぼくの愛機はもう1週間も放置だ。そろそろツーリングライダーとして北の大地をがんがん駆けまわらなければならぬ時期が近づいて来ているような気がする。

 このアウトドアで愉快な環境から離れるのが、あまりにも寂しすぎるとも感じていたゴロウさんでもあった。




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