北海道ツーリング2012



後志




アンヌプリ山頂にて







 夕食後、ペルセウス流星群見学へ神仙沼へ向かう。夜道なので全員ヘッドランプまたは懐中電灯持参であった。

「すげー、観たこともない星空だ」
 車から降りると、ほぼ夜空全面の天の川に学生チャリダーさんたちが、歓喜の声をあげていた。
   ここから神仙沼に向かい、早いペースで歩く。ヘッドランプだけが、たよりなんだが、夜空に専念するために木道の上で全員消灯となった。

 いよいよ星空が美しくなるも充分に足元を注意しながら進んでいったんですよ、カワサキさん(古すぎる)
 ようやく神仙沼に到着。流れ星が、ビュンビュン落ちていたが、四方八方に落ちて来るんで全然的が絞れんぞ。

 やがて、全員が木道の上に寝転んでの流星観察となった。

 この天体ショー、筆者の腕では撮影できなかったが、実にお見事なロケーションだった。
 
『イカ釣り漁が見れる』
 1999年のお盆の時期に瀬棚の高台のキャンプ場にて、深夜のイカ釣り漁を拝んだ覚えがあるのだが、記憶違いだったか。とにかくガセ情報を流してしまい失礼しました。漁師さんも、しっかりお盆休みらしく、ここから見える日本海には一隻の漁船も出てなかった。

 この後、宿に戻って仮眠となるが、睡眠時間2時間半ぐらいか。寝たと思ったら、あっという間に起床時間の1時半となっていた。

 PS250乗りの女性ライダーが2時出発なのになにやら、手間取っている様子。女にだけ優しい、もとい誰にでも優しいぼくは座視できずに荷物を持ってやり、彼女を車に乗せ、無事アンヌプリに向け出発となった次第である。

 アンヌプリの登山口は”ニセコ野営場”だ。2001年以来、久々にやってきた。盆時期らしくサイトはテントで埋まっている。

 し〜

 流石に深夜2時ぐらいに騒げるわけがないので、ほとんど極秘任務だ。超静かに登山口から登っていく。

 最初は延々と階段の登りだった。まだ体が目覚めてないせいか、動きが鈍いのう。先頭の村長のペースは意外に早い。

 途中、札幌のオオタさんから前述のサロメチームの実を頂戴し、かなり目覚めたけど・・・

 なぜか、最後尾にかたまって登っているのは、くっしーさん、ノブロウさん、イワサキくん、そしてゴロウさんだった。エロ四強の結束は寝ぼけていても固いらしい。

 金星の光が月と間違えるほど輝いていて、もの凄く幻想的な光景だった。眠いけど来てよかったとつくづく思うなり。

 登り始めて二時間半ぐらいか、ようやく頂上が見えてくる。周囲が、うっすらと明るくなった頃に頂上到達。アンヌプリ、お久しぶりでした。
   暫く待つとこの光景。星と羊蹄山と朝焼けと、これ以上、もうなにも必要ないと思うぐらいの瞬間だった。
 どんどん陽が登ってくるのだが、気温はどんどん下がっていく。

 PS乗りのおねえさんは極寒に耐えかねて、とうとう避難小屋に逃げ込んでしまったようだ。
 
   おお、ついにご来光ぞ。この瞬間を拝むために24時間で、3つの山も踏破した甲斐がござりました。

 今、この瞬間ですべてが報われたぜよ。
 逆側、つまり昨日登ったイワオヌプリとかニトヌプリ側の光景だ。

 まさに表裏一体という感じだった。ニセコ連山なのだから、すべてが連動しているという大地の咆哮が聴こえた瞬間だ。
 
   下山途中、アンヌプリ山頂からも陽光が射してきた。

 まるで、お疲れさんでしたと労いの言葉をかけてくれたが如く。
 というわけで無事下山完了となった。

 詳しくはこちらを 制作:ニセコアンビシャス

 これにて24時間以内にニセコ連山の3つの山を踏破し、神仙沼にて流星群観察のミッションもすべてこなした。

 素晴らしい。

 宿に戻り、朝食を食べて、後は普通に爆睡タイムと思いきや・・・

 マスミさんが海水浴にいきたいそうです。

 ほとんど寝てませんが、かなりの方が不眠不休で海水浴ツアーに参戦されることになった。

 もちろん、ぼくも海水パンツをお借りして、同行することにした。




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