柳月スイートピアガーデンのオレンジクレープ



第6話



十勝川温泉にて その3



 連日、早寝しているので起きるのがやたら早い。布団から出れば、まっすぐに温泉へいく。

 早朝だと誰も居ないので、浴室を撮影できるかなと思ったがダメだった。水蒸気が凄くて、カメラのレンズがすぐに曇ってしまう。それでも無理矢理1枚撮影し、補正したけど微妙でした。ブログには掲載したけど、ここで掲載するのはやめておこう。

 とにかく、ひなびた感じでとてもよい温泉だと思う。どんな名湯でも新築だとなぜかしっくりこないと思うのは筆者ばかりであろうか。

 最終日の朝食のメニューは具体的には失念したけど、メリハリがあり、地の物(山芋)も活かした内容だった。

「明日から天気が荒れ模様になるようなので、皆様お気をつけて」
 女将から丁寧なご挨拶を頂戴する。

 十勝川国際ホテル筒井・・・

 具体的な宿名は、あげないでおこうかと思ったが、こんなに低料金で、ここまで徹底したサービスをする姿勢、お見事でした。料理も無駄なものがなく、内容重視という感じがシンプルでよい。十勝のジンギスカンが最高だった。

 もう少し、料金をあげてもよいのではないかと思うぐらいである。はっきりいって穴場でしょう。ぼくが、もう少し老いたら家人を連れてやって来るやもね。

 10時頃、従業員の皆さまに見送られながら、バスにて十勝川温泉発。

 途中、音更の”柳月スイートピアガーデン”で、オレンジクレープを食べる北のサムライの姿あり。それが冒頭の画像。

 煙草をやめて以来、異様に甘いものが好きになった。
   その後、夕張の物産館で”石炭ラーメン”という黒いラーメンを昼食にとる。ワカメで見た目を黒くしていた。まあ、話のネタにはいいだろう。

 ここで、ビールを飲んだら、酔い心地となりバスの中で、ひたすら爆睡する。

 15時過ぎに札幌駅到着。
 明日は早いので、札幌駅近くのベストウェスタンホテルフィーノへネット予約していた。

 ホテルは、バスから下車し、歩いても3分程度だったので本当に助かる。15時半にはチェックインし、溜まっていた洗濯などに励んだ。また、こちらのホテルではPCのレンタルもされているようなので、遠慮なく借りました。

 ぜんぜんお腹が空かない。というより、腹が張って食欲がない。明朝もバイキングなので、無理に夕食をとらないことにした。

 今回の冬の北海道の旅、グルメ情報もかなり詳細にリサーチしていたのだが、もう、ぼくの体は爆食が不可能になっていた。ボリュームのある食事は、最初だけで、連日は無理だ。映画ゴーストバスターズに登場するゴーストのような勢いで食べまくった学生の頃をマックスとすると、今のぼくの食べる量は10分の1を切っているかも知れない。

 というわけで・・・

 軽いツマミと缶酎ハイ程度をちびちびやりながら、レンタルPCで、これまでの旅の記録をある程度打ち込んでいるうちに眠くなってくる。

 以前は、旅の途中で本格的にネットに入ることは少なかった。

 しかし、昨今のオヤジ化した筆者は、ボケが進行してすぐに忘れるから、書ける環境さえ整えば僅かな文量でもブログぐらいは更新しておきたいとつとに思うなり。

 もうひとつ、2年以上も長旅をしてないので、長編大河旅日記?の書き方というか、湧くが如く文字が浮かび、短期間で長文を仕上げる鋭さが衰えている気がした。

 22時ぐらいにはベットに入っていた。

 明日は、いよいよ大晦日か。札幌から一気呵成に稚内入りとなる。なんと、オロロンライン、サロベツ原野を通るみたい。冬のサロベツって、どうなっているのであろうか?

 そんなことを考えただけで、北海道病のぼくは眠れぬ夜になりそう!

 というより本当に眠れなくなりました・・・



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