翌朝、頭は痛くないけれど、結構酔いが残ったまま目覚めた。
まあ、運転があるわけではない。列車で札幌に向かうだけなので寝ながら帰路に就こう。
ユミさん始め皆様にお別れの挨拶を済ませ、村長にニセコ駅まで送っていただいた。
いやあ、ぞんがい長期滞在してしまった。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
冬の北海道の旅2015
7
最終章
翌日、タカハシさんとニセコビレッジで終日滑降した。 彼女のスキーセンスの素晴らしさには、ただただ脱帽するばかりである。 ゴンドラの終点付近から、5往復ぐらいしたろうか。実に爽快な滑りを楽しんだ。 ただ、後半の筆者の滑りは、足腰の疲労のせいか、何度かイージーな大転倒をしてしまう。 |
夕食のおかずの肉じゃが、素晴らしいお味でした。 この連休は、年末年始におられた全国各地の常連さんが、ふたたびスキーをしに戻って来ました。 ここまで残っていた筆者もなんだが、戻ってこられた皆さんも凄過ぎる。 というわけで、筆者の渡道滞在期間もそろそろ尽きようとしていた。 |
ニセコの宿での最終日の飲み会なんだが、前章で終わろうと思っていた。 しかし、思わず画像が出てきてしまうのだ。 ”るみ子の酒”三重県上野市にある森喜酒造場で生産されている濁り酒だ。冬季限定発売である。火入れをしていないため甕の中で発酵が続いており、そのまま開栓すると酒がほとんど噴き出してしまい、濁りの部分しか残らない。そのため、瓶を振らずに押さえて、金具を少しずつ開けてガスを抜くと飲みやすくなる。 普段、日本酒を嗜まない筆者でも酸味と甘みの効いた美味しい酒だったと思った。 お客さんのどなたかが差し入れてくださったようだ。 |
さらにW氏の高級ワインも次々と出現してくる。 彼は、宿のオーナーですら知らない場所にワインを保管しているような気がした。 まあ、そんなわけで、最終日の夜もぞんぶんに常連さんからお酒をゴチになり、ヨッパになって爆睡したゴロウさんでしたとさ。 というより、もうほとんど記憶にございませんでした。 |
翌朝、頭は痛くないけれど、結構酔いが残ったまま目覚めた。
まあ、運転があるわけではない。列車で札幌に向かうだけなので寝ながら帰路に就こう。 ユミさん始め皆様にお別れの挨拶を済ませ、村長にニセコ駅まで送っていただいた。 いやあ、ぞんがい長期滞在してしまった。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。 |
札幌駅到着。昼食は、駅構内の”札幌らーめん共和国”でとろう。 なんだかんだいっても札幌ラーメンは筆者の大好物だし、ラーメンの基本は札幌だよ。 と言いつつ・・・ 共和国内になぜか存在した東京ラーメン”けいすけ”を食べている筆者であった。だって、このスープのブラックがなんともぼくの好みだったんですよ。見た目が濃そうだけれども実はぞんがいあっさりして飲みやすいスープだったりした。 旨い・・・ |
食後、同じフロアに山中牧場のソフトクリームの売場があったので立ち寄る。 オーダーしたのは、ストロベリーカップ。 正統派のソフトクリームだと思った。濃厚だけどあまりしつこくない。でもミルキーな主張はしっかりとしていて美味しい。 さて、そろそろバスで苫小牧港フェリーターミナルへと向かわないとな。 いよいよ北の大地の冬旅も佳境に入って来たぜよ! 駅ビルの外は激しい雪が渦を巻いていた。 |
まあ、そんなわけで吹雪の中、中央バスで苫小牧フェリーターミナルへと向かった。 それはいいのだが、ウトナイ湖あたりから凄い混雑で、筆者の隣にオバサンが座って来た。それは至仕方ないが、メインザックを抱える始末になり、少し苦しい。 さらに昼食のラーメンとデザートのソフトクリームをたらふく食べたせいか、お手洗いにも いきたい。 凄い苦しい帰路だったけれどもどうにか苫小牧港に辿りついた。 安堵感と疲れからか待合室で暫し熟睡してしまった。次に冬の北の大地を旅するなら多少、高上りになっても札幌〜苫小牧間なら、やっぱりJRを利用した方が無難だと思う。 タラップから、フェリーに乗船した。船の名前は、もう失念してしまった。 夕食バイキングをガンガン食べ、太平洋フェリーオリジナルワインをがぶがぶ飲んで、B寝台で安らかな眠りにつく。 って、永眠したわけではございません。 熟睡しただけでございます。 |
翌朝、爆睡から目覚めたら、我が母港”仙台港フェリーターミナル”が目前に迫っていた。流石に昨夜は飲み過ぎたか。朝食はパスし、じっくりと風呂に浸かった。 仙台港到着、仙台駅前までのバスに乗ったけど、いつもながら道が凄く混んでいた。 まあ、焦らず無理せず気長に行こう・・・ 南相馬にいた頃も福島市に越してからも北海道ツーリングを終えて仙台港からは、比較的スムーズに帰宅できたんだが、冬の筆者は交通機関に頼るしかない。 ようやく仙台駅前へ到着。付近で大変美味しいラーメンを食べた。 でも画像は残れど、店名の記憶はまったくなし。 本当に筆者の記憶力は低下したと実感した次第です。 仙台駅前から福島の拙宅までは、都市間バスを利用した。なにせ千円で済むもんで。 これで、この冬の北の大地の旅は終わりになるけど、いろいろな経験や出会いもあって楽しかった。 冬の北海道の旅は、子持ちシシャモの筆者には毎年は厳しいけれども機会があれば、また訪問したいと思う。 この日、仙台から見上げた冬空は、一片の雲もなくどこまでも鮮やかな青空だったのが印象に残った。 ふと瞳を閉じるとCB750Fに跨った20代そこそこかと思われる若武者が、北の大地を颯爽と駆け抜けて行く光景が目に浮かんだ。 Boys, be ambitious! |