テントについて
最初の頃は、テントの機能などまったくわからないものだから、型遅れのどうでもよいような安物テントを使用していた。 安いテントは、やっぱり素材などがよくないせいかワンシーズンを過ぎると当然雨漏りし始める。 |
今思うと恥ずかしいことなのだが、ドカシーをぐるぐるテントに巻いて雨を凌いだ。流石に100パー防水だけど、これではキャンパーとしての矜持がなさすぎるだろう。 後年、ある程度山行に関わるようになり、防水や軽量の重要性をようやく認識するようになった。 |
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それで、現在所有する主力テントは4つ(フレームなしのカヤライズを加えると5つ)だ。 用途によって使いわけしているので、テントの痛みも少ないと思われる。もちろん高性能テントだ。雨漏りするようなテントなどは所有してない。 |
スノピのトレイルトリッパー2は、前室が広くて機能的なツーリングテントなのだが、欠点は重い。とにかくやる気がなくなるくらい重い。ソロでロンツーするには不向きだと思った。 この重量(4キロ超)でソロツーしながら連日設営・撤収していくのはかなり無理がある。夫婦など2人で使用するぐらいなら丁度よい。 |
それを考えると3人用の広いツーリングテントにもかかわらず、DUNLOPのR335は比較的軽量でよい。数人の登山でも使用した実績がある。でも前室が狭いのが玉に瑕だ。小型タープでカバーすればよい話だけど。 ちなみに手前に立っているタープはMSRビスタである。 |
いずれにせよ一長一短あるが、真夏に限定すれば、アライのカヤライズが過ごしやすかった。小型のタープで覆うとさらに涼しいし、遮蔽物となる。 またエアライズのフレームやフライもそのまま使えるので嬉しい。 |
そのエアライズは、裏山からヒマラヤまでといわれるだけあって、オールシーズンの万能型だろう。オプションも豊富だし。広い全室のオプションフライも所有しているが、夏は灼熱地獄と化す。 |
知床岬縦走の為に購入したトレックライズ0の超軽量(1.27キロ)は、こと担いで歩く分に関しては文句なしである。 |
テン泊を伴う山行の場合は、現在もこのテントを使用することが多い(雪上幕営時はエアライズにする) 山用のテントはどうしても担いで歩くのが目的になる。したがって最低限の機能のみに限定され、居住性がイマイチかなと。ツーリング用だと出入り口が2か所の場合が多いので通気性が良くなり、夏季は過ごしやすい。さらにドーム型だと比較的軽量で設営が容易だ。 |
安テント | ホムセン等で数千円で売っている。そんなに軽くない。ワンシーズン過ぎると雨漏りしてくる。 |
ツーリングテント | 高価。テープ式。設営やや面倒。前室広々、テント生活は非常に快適。ただ持ち運びが重くて苦痛になった。ベースキャンプ向き? |
ツーリングテント | 値段ピンキリ。ドーム型。軽量のわりに内部広い。設営撤収容易。前室が狭いこともある。 |
山用テント | 高価。軽量コンパクトが最優先。出入り口が1か所で通気が悪いことが多い。アライ・エアライズのオプション、カヤライズは猛暑に最適。 |
結局、僕の辿り着いたスタイルは・・・
アライのエアライズU(テント)とスノピのペンタ(タープ)です。この組み合わせが、ソロのキャンツーでは、軽量ですごしやすい野営空間かなと個人的に思うように至った次第。 |