湖南方面ツーリング







郡山市街地から湖南町へ向かう峠のPAにて・・・



2023年5月4日



GWに郡山〜湖南〜猪苗代〜土湯峠を経て、帰福した記録




 本日はやや寝坊、日課のトレーニングなどをせっせとこなしているうちに出撃がお昼近くになってしまった。

 予定は未定だが、なんとなくR4バイパスの郡山あたりから湖南方面へ抜け、猪苗代〜土湯峠に入り帰福する。つまり、いつもの逆バージョンである。

 服装は、Tシャツの上にロンT、さらに布のライジャケ、パンツはコミネのメッシュ、つまり昨日と同じ格好だ。

 自宅近くの交差点から、R4バイパスに入った。それにしても暑い。昨日より10℃ぐらい高いのではないだろうか。

 二本松を過ぎ、本宮に入った頃、このまま郡山の都市部にに入ったらさぞや暑くなるだろうと思った。それなら、本宮市内から会津街道へ入り、郡山市喜久田あたりへショートカットし、R49に出よう。

 こっちの方が道が空いているし、信号もない。順調に喜久田方面に左折した。時刻は13時を回っていた。しかし、お腹が空いた。

 あっ、そうそう。今から10年ぐらい前、JR喜久田駅近くにあるお寿司屋さんで何度か飲み会をしたことがあった。もちろん前の職場の同僚との宴だ。美味しくてリーズナブルなお店だった。ランチもやっていて、お昼にも利用した記憶がある。





丸保寿し(郡山市喜久田町堀之内椚内27-6)

 とにかく平日ランチメニューが充実しているお店だ。お寿司ばかりではなく、定食や丼物のバラエティが豊富である。就中、丸保北海丼とか鮭イクラ丼がとても気になった。

 でも久々に来店したのだ。ここは基本の上握りにしよう。上記画像が昼食メメニューの上握りです。大トロ、蟹の爪、イクラ、ひらめ、ボタンエビ、玉子、海苔巻き、それに筆者の好物の赤貝等々。サラダに漬物、なめこ汁。デザートにオーレンジ。大変おいしゅうございました。そしてお腹いっぱいになったぜよ。

 お近くにいらした際は是非ご利用されてみてください。事前に食べログなどをご覧になると参考になります。

 清算していると、この店の息子さん(若旦那)と顔を合わせた。お〜Hくん、お久しぶり。10年ぶりか?他所で修業に出ていたのだが、5年ぐらい前に実家に戻って腕を振るっていたそうだ。もしかしたら、若旦那自ら握ったお寿司を食べたのかな?だとしたら非常に感慨深い。

 ゼファーの停めてある場所まで見送りに出てくれた。すっかり立派な和食の職人さんになったものよ。昔から素直な気立てのいい子だった。きっとお客さん受けもよいのだろうなあ。すっかり老いぼれた筆者は(でもまだ還暦は過ぎてない)、少し込み上げそうになったぜよ。よく頑張ったな。

 またくるよと言い残し、静かにスロットルをあげた。





 R49を横切って、県道29号線に入った。すると路上に猫がいて動かない。よくみるとアライグマ?ハクビシン?間違いなく外来種だろう。クラクションを鳴らすと道路わきのマンホールの中に消えて行った。

 途中、逢瀬公園という立派な公園があった。なんだか昔来た記憶が微かにあるのだが、ダメだ、思い出せない。当時の愛人と来たのかも?いやいやそれはあり得ない。すっかり忘却の彼方だ。

 少し進むと「御霊櫃峠」の看板があった。以前から気になっていた峠だ。この峠を越えれば一気に湖南町に出れる。

 右折して、のんびりと走行していると水を引いたばかりの田園風景が広がっていた。郡山市逢瀬地区、なんと牧歌的な光景だろうか。思わず画像を撮ってしまった。郡山の穀倉地帯なんだろうなあ。

 御霊櫃峠が近づいてくると道がどんどん狭くなってきた。そして標識が、「御霊櫃峠林道」左折となっていた。林道?ダートなのかい?若い頃は、北海道の林道へゼファーで平気で突入してたけど、もう、そんな無茶なことはしたくない。帰宅してから、ツーリングマップルをルーペでよく確認すると一応全面舗装となっていたが、かなり不気味な感じがした。無理に行かなくてよかったと思う。筆者もゼファーも寄る年波には勝てません。

 県道29に戻り、県道6号へ右折する。直進すれば湖南町だ。以前に何度か利用したことがある。そして、このあたりは小さな温泉が点在していた。いつの日か利用してみたい。きっと筆者好みのひなびた渋い雰囲気が漂っているのだろうなあと勝手に想像した次第。

 湖南町手前のPAで画像を撮影する。それが冒頭の筆者画像である。かなり人相が悪い気がする。それにしても大自然の真っただ中だなあ、こんな所に
家があったら「ポツンと一軒家」の世界になるだろう。

 やがて湖南の集落に入るも今回は、メインストリートへは向かわず、猪苗代方面に右折した。時間も押してきているので。ただ、いつの日かキャンプではなくこの地区の唯一の旅館に宿泊してレトロな街並みを堪能してみたいという願望があったりもした。





 猪苗代湖畔を走るルートに出た。GW中なのにとても静かな雰囲気だった。

 もう、このルートを何百回走ったことか。支笏湖に酷似していると毎回思ったりもした。

 やがてR49に左折すると、反対車線は凄い渋滞だったが、車線をはみ出して走って来るライダーがいた。しかも後ろに女性を乗せて、ブンブンと甲高くアクセルを吹かせていた。まさしく逆走である。

 なにやってんだよ。睨みつけるとさらにブンブン吹かしやがった。こんな危険運転をする奴がいるから、いつまでたっても二輪乗りが無法者扱いされてしまうのだ。がっかりだね。

 暫く走り、土湯街道へ右折する。途中で渋滞。GWだから仕方ないかと思っていたら、原付の後ろを走っている四輪が、対向車が多くて追い越しをかけれずに大渋滞になっていた。

 どうなんだろう?別にギリギリ追い越せるんじゃないかい?あと原付乗りももう少し路肩側を走り、後続車に道を譲るべきなのではないかい?

 僕も原二乗りでもあるので充分に気をつけたいと思う。というより周囲に甚大なご迷惑をおかけするぐらいなら原付ツーリングは止めようと思うなり。

 やがて土湯トンネルを越え、道の駅つちゆには立ち寄らず、まっすぐに帰福した。

 出撃が遅くなったけれども、なんだかんとそれなりに充実した日帰りツーになった気がする。



FIN



記事 北野酔眩



2023.6.8UP



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