喜多方ラーメンツーリング







檜原湖沿いの道路にて・・・



2023年5月3日



土湯峠~裏磐梯~大塩温泉を経て、喜多方ラーメンを食べた記録




 喜多方で是非行っておきたかったけど、まだ行ってないお店があった。

 並んだこともあった。しかし、臨時の早めの閉店でタイムアウトになってしまう。今回は、どんなに並んでもそのお店のラーメンを食べよう。

 あの加曾利さんが、20数年も前の話だが、某バイク誌に全国一旨いラーメン屋と太鼓判を押すほどの名店である。





 9時少し前に家を出た。本日は全国的に天気がよく気温もそこそこに上がるらしい。それなら薄手のロンTと布のライジャケ、パンツはメッシュでもよいだろう。

 しかし、そんな考えはアマゾン川でした。土湯街道をどんどん走り抜け、標高をあげていくと寒い。気温は10℃ぐらい。結構、この装備ではきついと思いながら土湯峠を抜けた。

 裏磐梯への近道、レークラインに入ろうとしたがまだ開通していないようだ。混雑気味の土湯街道から、R456への裏道的なルートをとり、新緑の裏磐梯メインストリートを駆け抜けて檜原湖に至る。

 遊覧船の発着港近くのPAで少し休んだ。半世紀以上前の子供の頃、遊覧船ではなく、親父が奮発してモーターボートをチャーターしていた記憶が微かにあった。





 檜原湖のPAを出て、大塩裏磐梯温泉付近にて。まだギリで八重桜が咲いていた。例年のこの時期は、ようやく咲きかけぐらいだった気がするけど・・・

 しかし、寒い。バイクに乗ると体感温度がかなり低下してくる。まあ、昼過ぎになれば温かくなると思う。暖かくなるんじゃないかな?





 喜多方市内に入り、目的のラーメン屋さんに到着する。お店の道路を挟んだやや右側に路駐させていただく。筆者の手前に停めておられるライダーさんグループは、長岡ナンバーであった。





 行列の最後尾につくとこの状態。店に辿り着くまで、どのくらいの時間を要するのだろうか?ちょっと想像に難いぜよ。

 若い頃の僕なら、すぐに短気を起こして、他の店に移動してしまっただろうねえ。

 でも、大病を繰り返した筆者も老いた。そして、多少は粘り強くなったかな?

 
鳴かぬなら鳴くまで待とう、ホーホケキョ





 あまりにも暇なので、家人にラインで連絡をとった。

『有名な喜多方ラーメンのまこと食堂の前だよ』

「げっ!なによこの凄い行列?GWだから?」
 と、絶句しておりました。

 そして、後ろを振り返ると既に長蛇の行列ができている。「蜘蛛の糸」状態?

 まこと食堂、恐るべしっ!

 待つこと1時間半、ようやく入店トラトラトラ・・・





 行列中、事前にオーダーしていたチャーシューメンが着丼。

 一口、スープを啜ると・・・

 
なまらうめえ‼

 あっさりだけど、鶏とか豚のガラ、さらにブシ系のダシのスープの旨味がすげえ完成度。そして、喜多方ラーメンの縮れ麺によく絡む。

 ツルツルとあっという間に完食しました。

 これは、坂内食堂と双璧といわれるわけだ。並んでいるお客さんの会話だとまこと食堂の方が醤油のパンチが効いて、こっちの方が好きだという人もいた。

 筆者はのジャッチは引き分けだ。まさに実力伯仲である。

 そうそう、家人にラインで画像を送り、なまら旨いとコメントした。

 ところが・・・

「あっそう、よかったねえ」

 これを最後に交信が途絶えてしまう。





 気温が上昇してきたので、R456で裏磐梯から福島市内へピストンすることに決めた。

 道の駅「裏磐梯」の売店で、「そばソフト」を久々に食べた。ほのかな蕎麦の香とチョコの甘味が絶妙のハーモニーを醸し出していた。





 道の駅には、美しいお花が咲いていた。あまり詳しくはないけど、植物が好きで(動物も)書斎で観葉植物を十有余年も育てている。

 去年から、メダカも飼っています。全部、筆者が卵からフカさせ、育てあげた。





 道の駅から、逆回りで檜原湖を一周しようと思った。

 裏磐梯のビュースポットというPAに停車したが、木立に遮られイマイチでした。

 この付近の道路で、冒頭の画像を撮影した。直線のルートが北の大地のように見える。この男は、まだ北海道病がぜんぜん抜けていないらしい。





 ここからも磐梯山が写るかなと思ったのだが、やはりうまくいかぬのお~

 でもねえ、気温が上昇してきて湖畔を快走する!





 次のPAからは、裏磐梯の山容がきちんと見えた。

 しかし、桧原湖って、結構でかい!

 その後、昨今気になっている曽原湖畔の複数のキャンプ場を視察しながら土湯街道に戻り、帰路に着いた。ちょっと気になることがあるもので。

 途中、「道の駅つちゆ」の売店で、好物のちぎりこんにゃく味噌味を食べる。これがなんとも言えない風味なのだ。

 時刻は既に16時を過ぎ、周囲は斜陽となりつつあったが、午前中のような肌寒さはなく心地よい外気温(20℃前後)の中を一気に駆け抜け帰宅した。



FIN



記事 北野酔眩



2023.6.22UP




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