晩秋の会津ツー







 雲が多い日和だった。でもまあ、雨が降っているわけではない。またまた時間の遅い出発となったが、会津方面に向かおう。

 一応、防寒ウエアを着用しているが、まだそれ程冷え込むことはあるまいと楽観視していたが甘かった。土湯トンネルを過ぎるとしんしんと冷えてきた。





 そして足元に寒風が入ってくる?なんだこりゃ?身体が凍りつくような寒さである。よく見ると、コミネの防寒ライダーパンツのモモあたりが破けていた。

 これでは寒いはずだ。この防寒パンツもずいぶん使い込んだから、経年劣化であろう。そろそろ新調すべき時期だ。

 人それぞれ、いろんな考え方があると思うが、さまざまなメーカーのウエアを試してきた結果、僕の体型にはコミネのウエアが一番合っている気がした。

 帰宅したら、ネットでいろいろ調べてみようと思った。

 気温は10℃前後であった。猪苗代町に入り、R49を右折する。猪苗代湖畔を走る有名な観光道路である。したがって、道は混雑していた。

 かまわず、R49を突き進み、会津若松駅前に到達した。しかし、腹が減った。





 来夢(会津若松市扇町122-1)

 喜多方ラーメン”来夢”の看板を見つけた。喜多方本店のほか、若松市内に2店舗、郡山市内や猪苗代町内にも支店があるらしい。ここで昼食をとることにした。

 とにかく空腹である。オーダーしたのは、味噌チャーシューメン。正直、ミソラーなら赤味噌派だ。でも来夢の白味噌の味は絶品でした。スープがとてもまろやかなのど越しで実に旨し!なにより身体がとても温まった。改めて、喜多方ラーメンのレベルは高いと思うなり。

 あと、よく煮込んだチャーシューのお味が柔らかくてとても美味しかった。このチャーシューをつまみにビールを一杯なんてやったら、至福の瞬間を味わえると確信する。

 そういえばずいぶん昔の話だが、喜多方の来夢本店にヨッシーとキャンプツーリング中に立ち寄った記憶があった。その時もゼファー、そして今この瞬間もゼファーである。時が過ぎても僕もゼファーもなんも変わってない。どちらもだいぶ老いぼれたけれど。なにもかもが懐かしい。





 帰りがけ、猪苗代湖翁島港にて。

 家族連れが多かった。まだ白鳥の姿はなし。多くのカモが波打ち際で、観光客と戯れていた。

 おいでカモーン♪





 土湯トンネル手前のいつものPAにて。

 気温9℃。バイクに乗っていると体感温度は、この気温以上に寒かった。ぶるぶる震えながら帰福する。

 そろそろ会津方面へのツーリングは仕舞いとすべき時期が迫りつつある。

 四輪のタイヤも冬タイヤに換える頃合いになった。





 PS

 こちらの店の餃子が、表面ぱりぱり中ジューシーで、本当に美味しかった。

 こういう脂濃くない絶品餃子が僕の真の好みの味である。


 この餃子をツマミにビールが飲めたら、生涯の至福の瞬間になることに間違いなし。



FIN



記事 北野酔眩



2022.11.12UP




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