EOC楢葉2010秋



11月6日(土)〜7日(日)



福島県双葉郡楢葉町”天神岬キャンプ場”にて




永久ライダーロゴ?



 11月6日〜7日にかけて福島県双葉郡楢葉町の天神岬キャンプ場にて秋のEOC(永久ライダー・オフ・キャンプ)が開催されました。
   というわけで、とうさん、今年のキャンプの締めのEOC楢葉晩秋となったわけで・・・

 いきなり出だしから”北の国から”風になっていた。

 ぼくは、家を出る前に妻にちゃんこ鍋の仕込みをさせてから出撃・・・
 そのさせてからという表現は嘘じゃないのという指摘にも後刻あったりもした。

 まあ、真相は内緒だぜよ!

 そして、膝を痛めて踏ん張りがきかないキタノは、今回はきっぱりと四輪で来ました。

 鍋も積めるし・・・

 14時過ぎに楢葉サイクリングターミナルで予約していた1番〜3番サイトの支払いも済ませ、いつもの東屋へいってみると、全然、予約とかしてない、つまりゲリラキャンプの人たちが占拠していた。

 まあ、東屋は確かに予約とは関係ないかも知れないが、多少不条理を感じた。そして、やむを得ずサイトの場所も変更する。 
 奥のサイトへ向かうと既にイトウさんやくっしーさんが一杯やっていた。

 くっしーさんが、ダッチオーブンを持参してくるのは衆知の事実なんだが、彼は松川浦(ここからさらに1時間北です)まで行って、ツボダイを購入されてきたそうです。
 
『お久しぶり』

 まあ、寒くもないし、天気もいいから、ここでこのままキャンプの宴に突入するのも悪くはない。
   静岡から、今回初参戦のよーへんさんがいらしたり、もっと遠い名古屋からは、昨年の秋や今年の春のEOC、あるいはGWに岐阜のキャンプ場などで、共に転戦してきたミッキくんも駆けつけてくれた(今回はバックパッカー?) 
 macさん夫妻やNagaさんたちも到着しており、買い出しへと出かけた。おとうのテントも設営済みだったりした(本人の姿はこの時点でない)

 なんだかヨッパになり過ぎた自分は、有象無象の現実が錯綜し、どこから描いてよいかわからなくなりました。 
 というわけで、宴は盛り上がっていく。主宰者のだらしのなさ。シャツ出てるって。

 今宵の宴の参戦者一覧。ヨッパなキタノが全貌を把握できるわけなどございません。ともさんから、後日メールで連絡してもらいました。敬称略で失礼。
 
 くっしー、小坊主、おとう、新潟のいとう、さとう、kazze〜みなかみ、おいかわ、すがわら、mikkie、Naga、いち、mac、yuko(carrot)、ともさん、やまちゃん、よーへい、まさ、イトウ(藤沢)、キタノ。

 総勢19名と昨年秋のEOCと同数でした。

 灯りがつく。参戦者の半数が焚火台を投入するEOCの圧倒的な火器、年代物の煙突式の照明まで本格的に稼働し始めた。すると、あまりの迫力に周囲のゲリラキャンパーたちは唖然としてしまい、一斉にこっちを注目している。

 キャンプ王国、北の大地で鍛え抜かれた百戦錬磨の旅人が集うEOCと、そんじょそこいらのゲリラキャンパーとでは、野営者としての格が月とすっぽんなのであった。
   まず最初によーへいさんのカレー味の手羽先をゴチになる。お酒のつまみにぴったんこで、早くも酔いがまわってくる。

 宴もたけなわの頃。自己紹介が始まった。しかし、19人の自己紹介って凄い。まるで、短編劇場のように熱く盛り上がった。 
 夜も更けてきた。というわけで、macさん夫妻の美味しい山形風芋煮を頂戴した後、主催者キタノは相当ヨッパになり、いちさんと柔道対決していたとか?

 その後、いちさんに付き添われて、テントに入る直前にジーンズがずり落ちて、コマネチ状態になったとか?

 とにかくキタノ劇場全壊?
 



お好み焼きを焼き切ったNagaさんは、22時ぐらいに撃沈。


   剛腕いちさんを相手にパワーを使い果たしたキタノさんも23時には撃沈!

 美しい鳶色の瞳を持つ北のサムライも相変わらず酒には脆かった・・・

 キタノも酒さえ飲まなければ、それなりの男なんだが(自分で言うな)
 でもよう、煙草をやめたのに、さらに酒までやめたら、なんにも楽しみがなくなりそうぜよ。

 とりあえず・・・

 元気な方々は1時ぐらいまで、あつーく語り合っていた模様です。

 おやすみなさい・・・
 画像は総料理長macさん夫妻の山形風芋煮、相変わらず美味しかった。

 とにかくEOCといえばアウトドア料理のよさ、ほとんど石原軍団並みの凄まじい情熱と執念をもつ野営の宴である。
 
   ともさんの椎茸詰めピーマンは、毎回バージョンアップしている美味しさだ。

 彼も日常の疲労が蓄積していららしく、22時には撃沈したそうである。

 みんな苦労してるんだよねえ〜
 あれ?料理をあまりしない古参のやまちゃんまで、なんか始めていた。

 肉とモヤシをシンプルに炒めるだけの男の料理だ。なんだか久々に見た気がする。
 
 その他、料理を列挙すると、おとうの麻婆豆腐、筆者の生タコ刺し(一部、Nagaさんのお好み焼きの原料となる)、ウルメイワシ(どなたか不明)、まささんのふかしイモバター+イカ塩辛または明太子(これは北海道料理)、くっしーさんのダッチで作った豚角煮、ブリ大根、サンマ刺し(どなたか不明)、イトウ(新潟)さんのプチピザ・・・
   2008年の北海道ツーリング中には、偶然、和琴や神威岬で再会したイトウ(神奈川)さんも料理に集中していた。
 ともさんと男の料理の?やまちゃん。

 その他、まだまだ皆様のご馳走がありましたが、筆者ヨッパにつき忘却。

 あしからず!
 
 夜はヨッパでもEOCの朝は早いのだ。というより、この日、ぼくを含め、19名中8割の皆さまは二日酔いで苦しんでいたかもしれない。とにかく”おとう”に入れてもらった珈琲をがんがん飲んで、さらに暫し休んで中和していくしかなかった。
   そして、やっぱり朝からキタノ劇場。語る、語る。近年、歳のせいか、キタノの話が、くどくなっているという噂だ。
『いや、○○氏はね、某理系の大学を出た後、北海道の某大手食品メーカーに 就職してな、宗谷とかにも住んでいたんだ。ホッカイダーが、そのまま道内に定住するなんて俺以上の北海道病だよ』
 ペラペラと仲間の個人情報というやつを喋りまくる二日酔いのオッサンのトークはエンドレスに続いたみたい。また、それにつき合っていただいた多くの皆さまの善意というか北の大地的な寛大さ、心の広さ、鷹揚さには深く感謝申し上げます。  
   朝食はmacさん夫妻から頂戴したカレーうどん。昨夜の芋煮へカレー粉とうどんが投入された。その、お味はもちろん絶品である。朝のEOC名物といっても過言ではない伝説的なお味であった。
 この味、多くの方に知っていただきたいのですが、流石にEOCも現在の規模が限界になってきたと思います。

 よーへいさん、バックパッカーのミッキくん、kazzeさん御一行の皆さま、佐藤さん、イトウさん、くっしーさん、やまちゃん、小坊主さん・・・

 誰もが笑顔で、出撃していく。

「うむ、今回の出来事で、キタノさんのことが、よくわかった。またEOCに参戦します」
 よーへいさんが帰りがけに呟いてくれた。

 そう、実際に会ってない、ややもすれば口先だけのネットより、相手の眼を見て話すのがオフキャンのよさだ。ぼくもよーへいさんの朴訥で真摯な人柄をよく理解いたしました。やはり、人の上に立てる好人物なのだなあと。

『こちらこそ、よろしくお願いします。EOC、本当はmacさんで持っているようなキャンプ会です』
 なんて、ほとんど照れ笑いしたりとか。

 で、話は戻る・・・

 このあたりが、ぼくの話がクドイところなんだよなあ?妻からも職場の若手の女の子たちからもよく指摘されているのが現実だ。それでも上記の女性陣から面倒見てもらっているから、なんとかやってます。

 つまり、昨今、話がくどいキタノさんは、ただのオッサンかもしれませんが、

 アナタガ ツキデス?

 ツキダカラ・・・
 ともさんとも、恒例のモホタップなハグを交わした?

 俺たちの、この爽やかな表情が、反社会的なことをするような人間に見えるだろうか?

 普段は、きつい仕事をきちんとこなして、それでもみんな無理して頑張って集う会がEOCなんです!
 






 ↑ともさんの娘さん”なな”ちゃん。思わず眼を細めてしまうくらい本当にめんこい。

 彼女はEOC美流渡2006、燃えるような真夏のオフキャンの時にこの世に生を受けることがわかった。

「キタノさん、生まれてくる俺の子供が男だったら、キタノさんの名前をもらうことにします」
 ともさんは、焚き火台の炎のせいか、頬を火照らしていた。
『マジっすか。俺の名前にしたら、エロオヤジのヨッパライダーになっちまうよ』
 ぼくは慌てて応えた。

 北海道ツーリング2006の中で、こんな感じの会話がなされたのは事実だ・・・

 しかし・・・

 生まれてきた子は女の子だったので、ぼくの名前がつかずに済んだというわけだ。

「あの当時のキタノさんは、カッコよかった」
 と、述懐していていることから、その後に男子のお子さんができてもぼくの名は、やっぱりつかなかった。

 ホッ・・・

 ん?あの当時のキタノは格好よくて、今の俺は、やっぱ格好悪い?

『おい、ともさん、そうなのかい?』
 しかし、ともさんは、爆笑しながら出撃していくのであった。

 macさんご夫妻も出撃、いつもながら、すっかりお世話をかけまくってしまいました。

 道中、お気をつけて。

 いつもオオトリのおとうも出撃。4年ぐらい前に会った頃は、料理をあんまりしない方かと思っていたのだが、近ごろは、繊細な調理を普通にこなされている。

 なにより、モーニングコーヒーが大変美味しい。

 で、最後に残った、いちさん、Nagaさん、まささん、キタノの4人で潮風荘の温泉へまったり浸かりました。

 露天風呂で、キタノさんが、性懲りもなく黒板五郎のモノマネしている姿あり。皆、呆れながら爆笑していた。

 そして、ここで本当にお別れだ。

 EOC楢葉2010秋、これにて解散!

 駐車場に残った皆さんへ手を振り、サクシードは常磐道へと機首を定めた。

 皆さん、また来春にお会いできる日を楽しみにしております。

 晩秋というより初冬の時期なんだが、まるで、インディアンサマーのような穏やかな陽気だった。



FIN



記事 北野一機



画像提供:ともさん、Nagaさん



2010.11.22UP



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 PS.

 あっ、そうそう初参戦の皆さまに”永久ライダーステッカー”をお配りするのをすっかり忘れておりました。

 大変な失礼をいたしました。

 次回は必ずスモールプレゼントいたしますので、是非またいらしてくださいね!