EOC楢葉2007晩秋



11月23日(金)〜25日(日)

福島県双葉郡楢葉町”天神岬キャンプ場”にて



参戦者リスト(順不同)



macさん@埼玉
総料理長
、プロ並み
yukoさん@埼玉
とても気さくな奥様
まぁさん@東京
ナイスな明るいおとうさん
くみさん@東京
今シーズンからライダー・
デビュー
ローホーさん@東京
漁師料理の達人
いちさん@埼玉
手先がとても器用
くっしーさん@千葉
ダッチオーブン・ライダー
小坊主さん@仙台
野営の技が冴える
ともさん@神奈川
昨今の装備の充実ぶ
りは白眉だ
やまちゃん@千葉
宴会部長
ゆうじさん@神奈川
今回、EOC初参戦

懲りずにまた来てね
ロストさん@千葉
不死身の行動範囲
ボンさん@宮城
娘さん思いの優しい
パパ
Nagaさん@神奈川
この時期シュラフなしで
も爆睡できるタフな人
キタノ@福島
ヨッパライダー
というより、ただのヨッパライ?




 今シーズン最後のEOCの前日、なぜか雪になってしまった。

 これはバイクで阿武隈高原を越えて、楢葉入りするのは危険だ。翌日はタイヤをスタッドレスに交換して出発したが、かなり時間を費やしてしまった。

 夕刻頃にようやく天神岬キャンプ場へ到着。既にパビリオンが立っていた。
 さっそくmacさん夫妻にご挨拶し、テントを立てたり、炭を熾したりともろもろの準備ををしていると次々に参戦者の皆様が集結してきた。

 気温が低かったが、あたりが暗くなった頃、パビリオン(巨大ドーム)の中にお邪魔するととても暖かかった。

 先ほどトーチで着火したピラミッドグリルの炭がいい具合にストーブの役割を果たしてくれている。

おでんとお刺身

チゲ鍋からオジヤ

画像:ともさん提供

スタッフドチキン
 macさん夫妻は”芋煮”、まぁさん夫妻は”おでん”、ローホーさんは刺身をさばいている。小坊主さんはチゲ鍋、ゆうじさんもお鍋。ともさんはピーマンとシイタケのマヨ詰め焼きという手の込んだ料理を作っていた。その他、俺が酔って覚えてないだけで、参戦者全員がなにかしらの料理に腕をふるっている。とにかく現時点のEOCとは最強のアウトドア料理軍団と化していた。

 くっしーさんにいたっては、なんとダッチオーブン鍋で”スタッフドチキン”を仕込んでいるし。

 実は俺も大量のベーコンを買い込んでいた。これを炭火で塩コショウしながら炙るという算段だったのだが、みんな凄い手の込んだもの作っていてちょっと恥ずかしい。ここでベーコンのブロックを焼いて余るより、明日の朝にトラメジーノで焼いてホットサンドにして提供した方が、喜んでいただけるだろう。 

画像:ともさん提供
 豪華絢爛の料理を食べ、お酒がまわってきた頃にEOC恒例の自己紹介タイムとする。これは外せない企画だ。

 まず、macさん。思えば2年前(2005.10)、この天神岬のEOCに参戦いただいて以来のつき合いである。とにかくmacさんの料理の右に出る人はいない。また、よくこれだけの荷物をBMに搭載できるなあとパッキング技術の秀逸さにも驚くばかり。
 続いてyukoさん、macさんの奥様である。2006年のEOC美流渡で初対面。機転がきき、北海道のことなら、なんでもご存知という北の旅人であらせられる。とにかくキャンプが大好きとのこと。

 まぁさん。昨年の10月のEOC楢葉に参戦いただいて以来のおつき合いである。一見、怖そうなイメージがあったが、心根の優しい家族思いのよきおとうさんである。この夏は美流渡でも痛飲させていただいた。

 くみさんは、まぁさんの奥様である。この夏、ついにライダーデビューされ、初ツーリングが北海道ツーリングだったそうだ。美流渡では、ビシっとライダーウエアでキメていた。口数こそ少ないが、終始穏やかな微笑を絶やさない方である。

 ローホーさんも2005年の秋、この場所で初めてお会いした。氏は文学の造詣が深い読書人である。俺もかなり本を読むが、ローホーさんのスケールはとてつもなく凄い。また、EOCに参戦するにしても、それだけでは終わらせずにその土地の奥深いものへ視点を合わせながら、詳細なツーレポを執筆されている。

 いちさんとは便利帳さんのオフ会で知遇を得る。以前からうちのサイトをよくご覧いただいていたそうだ。性格は人情派。人が良すぎて、こっちが心配になりそう。4月のEOC楢葉にも参戦いただいている。

 くっしーさんとは、カミフの宿で知り合ったのだが、まさかここまで、ダッチオーブンにハマっていたとは。バイクにダッチオーブンを積んでEOCにやって来て、しかもスタッフドチキンを仕上げてしまう。性格温厚にして至ってマイペースな好人物なり。

 小坊主さんともダッチオーブンの宿で知遇を得た。とても明るい人柄で周囲の皆さんともすぐに打ち解けておられた。手先が器用で革細工が趣味のようだ。またキャンプに関しても熟練で、すべての手際がとてもよい。

 ともさんは、2005年にダッチオーブンの宿で知り合った。以来、美流渡や福島県内各地のEOCをキタノと共に転戦。着実に野営の技術を身につけてきた。近年の装備の充実ぶりは白眉である。野外料理の腕も研鑽の成果が結実してきている。

 やまちゃん、とにかく明るい男だ。EOCの雰囲気を盛り上げてくれている。2005年のEOC美流渡でテントなし参戦を果たした伝説の男でもある。本来、キャンプよりも”とほ宿”での交流の旅が好きらしい。そんなことから、社交性は抜群で人あたりがとてもよい宴会部長である。

 ゆうじさん、今回、EOC初参戦。ともさんややまちゃんの友人である。EOCって、かなり濃いキャンプ会なんだけど、大丈夫だったかな?ちょっと驚かれたかな?なんとなく控えめにされていたような気もしたが、ざっくばらんな会なんで、また是非参戦されてくださいね。

 ロストさん、もう何度も書いているけど不死身の旅系ライダーである。とにかく、ツーリングでの航続距離は半端なものではない。EOCの参戦者の誰もが一目置く存在だ。ご本人は温厚で飄々たる人柄である。

 ボンさん、いちさんの古くからの友人である。4月のEOCにも参戦いただいた。宮城県にお住まいだが、ここのキャンプ場からは一番近いらしい。娘さんをとても可愛がっているよき父親でもある。

 Nagaさんもいちさんの以前からの友人だ。うちのオリジナル小説をよくご覧になっているそうだ。お会いして以来、妙に意気投合し、今回は2日目、仕事を終えてから無理を申しあげて参戦いただく。伝説もつくった。

 参戦者全員の自己紹介並びにキタノのコメントが終了したとたん、すべての責任を成し遂げたかの如く、ヨッパライダーは崩れるように息絶えた・・・

 待ってくれ、俺は死んでない。

 もっ、もとい、撃沈してしまうのであった。
 まあ、とりあえずシナリオ通りの展開ということで、テント強制収容と相成った次第。

 お手数をかけました。

 その後も和やかな宴は延々と続いていったそうな。

画像:くっしーさん提供
 というわけで皆様にご迷惑をかけまくったキタノは、早い時間にぐっすりと眠ったせいか、払暁にすっきりと起床。

 今回のEOCは初の試みということで2泊3日のキャンプ会だ。これはもちろん朝から一杯やるかとキタノはビールの栓を切っていたのであった(こら!)

 そして・・・

『おい、やまちゃん飲むぞ』
 テントで爆睡しているやまちゃんを無理矢理叩き起こしているし。

 そして朝からヨッパ。しかし、やるべきことはやらないと。持参してきたトレメジーノでツナ缶やベーコンで、キタノはホットサンドを焼きまくり、起床してきた皆様に次々とふるまった。意外と好評だったので満足する。

 さらに連泊組の皆さんへビールをどんどんお配りした。もう朝から宴会状態に突入。本当にキタノというヨッパライダーはどうしようもない。あっ、俺か?

画像提供:ともさん
 くみさんが、おにぎりを握ってきてくれた。ありがとうございます。なんと充実した野営の朝なんだろう。

 本当は1泊のつもりだったいちさんもビールを飲んでしまい急遽2泊となり、美味しい梅鍋を作り始め、皆さんへふるまっていた。

 ここで、大部分の方は温泉と向かったが、いちさんや俺はさらに飲んでいた。
 しかし、パビリオンの中って実に暖かい。グビグビとビールが進むのう。

 そうこうしているうちに1泊組の皆さんが出発していく。小坊主さん、まぁさん、くみさん、ボンさん、お忙しい中の参戦本当にありがとうございました。

 ローホーさんやロストさんは、ここをベースに林道を楽しんで来られるらしい。夕方にお会いしましょう。お気をつけて。

画像提供:ともさん

早朝のまぁさん、やまちゃん、くみさん




松川浦
 ほとんど青年団の慰安旅行と化してきたが、奇跡的に飲んでなかった(犠牲になった)ともさんの運転で、約10名?いや9名?が相馬市松川浦へと向かった。

 お天気良好、すがすがしい南東北の海岸線の道のりは約1時間、残念ながらキタノ行きつけの料理屋は休みだった。でもそれに変わる店で海鮮料理を食べまくる。運転させて申し訳ないと思ったキタノはともさんに飯を奢るつもりが、不覚にも自腹にさせてしまった。
 ここでもビールを飲んだキタノはほとんどグテングテンで爆睡してしまっていた。車中で流れている曲は、吉田拓郎だ。この車には常備されている。耳元には”落陽”のサウンドが潮風に乗ったBGMとなり、皆さんも就寝タイムになっていた。

 起きていたのは、運転のともさんとナビゲートのmacさんだけだったらしい。途中、買出しでヨークベニマルへ立ち寄るもキタノは車中で昏睡状態が続く。 

ツボダイ定食
「キタノさん、もう起きてくださいよ」
 何時だろう?いちさんに体を揺すられ目が醒めた。既に天神岬キャンプ場の駐車場は暗くなりつつある。

「そろそろ、ダメージから回復したかなと思って。もう皆さん、飲んでますよ」
『これは失礼しました。すっかり熟睡してしまって』
 というわけで、車から出る。するとゆうじさんが、これから帰路に着くらしい。
「大丈夫ですか。ずっと寝てましたね、キタノさん」
 ゆうじさんは、笑顔がよく似合う男であった。

 いや、なんだか俺はヨッパで彼ときちんとお話をしてなかった気もする。北海道の旅の話しがなかったら、ただのキャンプ飲み会が実態のEOCなんですが、どうかまた懲りずにいらしてください。来シーズンも飲みましょう!お待ちしています。

 この後・・・

 1回飲み潰れて目醒めると、鬼ころしの酒豪になってしまうキタノの姿あり?

 パビリオンへ戻ると美味しそうな匂いが漂っていた。今宵も皆さん、野外料理に腕を振るいながら酒を煽っておられたようだ。

 また今回はたまたま別グループでキャンプ会をしているという神奈川のマキショウさんやクロキさん(以前、EOC参戦経験あり)のおふたりがご挨拶にきてくれていた。いや、本当にお久しぶりでした。暫し歓談し、旧交を暖める。いずれまたEOCへのリターンマッチを楽しみにしています。

 なんて時が過ぎるうちに仕事を終えたカタナ乗りのNagaさんが長駆鎌倉からやってきた。実は昨夜、いちさんと明日は来てねと無理にNagaさんへEOC参戦を促したところ、ありがたくも本当に来てくれたのだ。遠いところすいませんねえ。仕事の後にキャンプへやってきた彼のご心労はまさに推して察すべしだ。

 Nagaさんは、酒をすいすいと飲み始め、持ち前の闊達な明るいトークですぐに皆さんと打ち解けている様子。なによりです。

 さすがにEOC2泊目の晩ということで、このあたりでひとりふたりと参戦者が次々と自分のテントへと消えていく宴であった。



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