2010年4月9日(土)〜10日(日)
茨城県大子町”上小川キャンプ場”にて
主宰:二輪便利帳
便利帳さん主催の春キャンにお誘いいただいたのだが、土曜はあいにく仕事が入ってしまい職場から直、しかも4輪のサクちゃんで突入する。新車・サクシードの野営力を試すにはいい機会かもしれない。出発したのは16時近くになってしまった。 東北道へ乗り、比較的よいペース駆け抜け、白河ICにて高速を降りた。ここから茨城県の大子町にある上小川キャンプ場へ向かった。途中、南湖公園付近で渋滞に巻き込まれた。咲き始めの夜桜見物で混んでいたのかも知れない。 棚倉、塙を過ぎ、矢祭に入る頃、あたりは真っ暗になった。 「もしもし、遅いから来ないかと思った」 ちんさんから携帯に連絡が入る。現在、福島・茨城の県境付近にいて間もなく到着する旨のお返事をしたのだが、上小川キャンプ場ってどこ? 大子町に入り、袋田の滝を過ぎても全然見当がつかない。なんとなく行き過ぎたような気がするのでUターンした。 『すいません。上小川キャンプ場ってご存知ですか?』 たまたま犬の散歩をしていたオジサンに訊いてみる。 「そこ左に曲がって、橋を渡ったら左に降りて、右に曲がって川に出て、そこを右に渡って、どこまでも走るとキャンプ場だよ」 『わかりました。ありがとうございました』 本当は、よくわかってない筆者なのであるが、とりあえず左に曲がって左に降りて、右に曲がって・・・ あと何だっけ? 適当に走っているうちになんとなくキャンプ場の灯りが見えてきた。時刻は19:30ぐらい。 |
迷ったせいもあるが、えらい遠かった。でも上小川キャンプ場、久慈川沿いのなかなかロケーションのよい野営場だ。管理人さんも親切で感じのよい方である。 キャンプ場の匂い。5か月ぶりだな。なんだか嬉しい気分になってくる。 |
ちんさん、emiさん、おとう、TAKAさん、小坊主さん、ちゃっきぃさん、お久しぶり。TADAさん、ひろたんさん、Takemaさん、ユサさん、お初です。既におとうは、いい具合にお酔いになられていた。 話題は、昨年の安達太良オフキャンでのゴルゴキタノの撃沈騒動へと発展していく。 「でもな、キタノさん。お前は、おれの若い頃に似ている」 おとうからの指導助言に爆笑モードへ突入・・・ 「やっぱり、似てない・・」 あっ、あれっ? こ、これはクマった! |
なんで、こんなに寒いのだろうか?途中、R4で見た電光掲示板の気温が2度。2度って雪になってもおかしくない寒さだ。 さて、上小川キャンプ場のだが、他にキャンパーの姿がなかった。つまり便利帳さんのオフ会だけで貸切状態です。そんな中、マスター・ヒキチさんが中華料理の辣腕をふるっておられた。 |
中華炒めにも驚いたが、チャーハンまでご馳走になってしまう。キャンプでチャーハンとは素晴らしい。しかも、美味すぃ。ご馳走様でした。 チャーハンって強火で一気に炒めての世界なのだが、本格的な中華料理店の味に少しも引けをとらない。いや、むしろ凌駕していただろう。 |
「キタノさん、まさか今夜もハムを持って来てないでしょうね?」 誰かに質問された。 『じっ、実はクーラーボックスの中に・・・』 「絶対にハムを出さないで!」 うっ、オフキャンでキタノハムはタブーとなりつつある(笑) takaさんのホタテやemiさんのさつま揚げなども、いろいろご馳走さまでした。本当にお腹いっぱいでござんす。筆者の料理は、明朝にさせていただきましょう。 |
やがて、おとうのヨッパぶりもいよいよ佳境の展開へと突入してまいりました。 『来週のEOCでも待ってます』 と、筆者がいうと、 「この中で、来週のEOCに行く人もいるの?」 おとうが周囲に問いかけていた。 |
すかさず、小坊主さんが、 「はーい、参戦します」 と応える。おそらくTAKAさんの参戦も必至でしょう。 「知らない人ばかりでも大丈夫なの?」 『だから、小坊主さんやTAKAさんもおりますよ。いちさんとNagaさんは絶対参加しますし』 まあ、EOCで無理強いした方って、おそらく、いちさんやNagaさん以外にはないでしょう。誰でもご自由に参戦できる気軽なオフキャンなのです。 「でも、行かねえよう」 なんて会話しているうちにおとうはお休みになられました。 |
画像は、ちんさんとemiさん。その後も宴は続いていくが、今宵のキタノ劇場は撃沈ならず。TAKAさんとかは残念だったみたい? 記録的というか、なんと品行方正なキャンプ会でしょう。かなり早い時間にオヒラキとなりました。 |
筆者は、到着が遅れたので、テントを立てずサクシードの中で休むこととする。後部座席を倒すと中が広々なので、非常に快適だ。さっそくエアマットを敷いてモンベルのシュラフにもぐった。これまで、何度か車中泊をした経験があるけど、一番寝心地がよいと確信いたしました。 因果な自動車を買っちまったぜよ。フフフ・・・ これは、来週のEOCもサクシード投入か(こらっ!)。北のサムライが連続して4輪で寝てどうすんの!でも一応、車中にはテントが詰まってました。 翌朝・・・ 前夜のオヒラキが早かったせいか、皆さんのご起床も当然早い。筆者も爆睡したのだが、毎度の二日酔いで頭が痛かった。おとうに入れていただいたモーニングコーヒーをがぶがぶとご馳走になりながら、ようやく回復傾向となってきた。 よし、きのうは何も料理を作れなかったので、なにかこさえよう。うむ、あれだけ念を押されるとハムは出しづらい。では鯛のアラ汁を仕込むか。ネギを刻んで、人参をもらって鯛のアラと一緒に煮込む。丹念にアクもすくってと。出来上がったアラ汁は昆布のダシも効いてなかなかの仕上がりだ。まさに二日酔いの朝にぴったり。 さっそく皆さんへお配りすると・・・ 「キタノさん、旨い!」 の声もあがり、ちと嬉しい気分となる。 そして、集合写真の撮影会。 なんだか三脚のネジにデジカメがうまくヒットしない筆者の画像は失敗作品でありんす。 |
筆者の手前に写っておられる方は”ひろたん”さん。なんと悠さんの旦那さんでした。実は筆者、悠さんファンだったりしました。旦那さん、すんません。 |
まあ、とりあえず、筆者のデジカメに残っていた集合写真です。 その後、解散・・・ 皆様、お世話になりました。筆者は、ちんさんたちと袋田の滝見の湯へと向かった。 |
そこで、またひろたんさんやヒキチさんと再会。わあ、奇遇ですねなんて喜びながら温泉タイム。 いやあ〜、実によいお風呂でした。確か350円ぐらいと実にお安いし。 |
袋田の滝見の湯で、ちんさんたちへ別れを告げ帰路についた。本当にお世話になりありがとうございました。とても楽しいキャンプ会でした。 |
大子町から、福島県側の矢祭町へ入る。桜は5分咲きといったところか。心地よい春の陽気となった。あちこちで花見のイベントもやっている。 そんな情景を眺めながら、塙町、棚倉町を通過して白河市へと突入していく。 |
白河市内では、久々に”すずき”で白河ラーメンを食べた。すずきの手打ち麺は、讃岐うどんのようにコシがあることで有名だ。店内は、とても混雑していて、暫し外で待ったが、数分ぐらいで席へ案内された。 |
オーダーしたのはチャーシュー麺。ここのラーメンの味を一言で表現すると、朴訥な味というのがぴったりとくる。好みは分かれるかもしれんが、筆者は好きな味だ。 大汗をかきながら、スープまで全部飲み干す。飲み会の翌日には最適なラーメンであった。ご馳走さまでしたと支払いを済ませ、東北道に乗り、北へと向かう。 1泊のキャンプ会ではあったが、なんとなくひとつの旅を終えたという充実感のようなものにひたりながら、アクセルをふんだ。 |