北野一機”愛機列伝”











        




北のサムライが1981年以来、長きにわたり乗り継いだ数々の精鋭マシン!



GS400E(売却)



 1976年まで2ストメーカーだったスズキが、社運を賭けて開発した4ストマシーンがGSシリーズ。その750に続く第2弾として投入されたのが400で、洗練されたスタイリングに、当時唯一のDOHCを採用した180度クランクのパラレルツインを搭載。DOHCならではのシャープな吹き上がりと軽快で安定したハンドリングでベストセラーとなった。1981年、自分が1番最初に所有したオートバイなので思い入れが深い。低速トルクが強く、よくホイルスピンしたじゃじゃ馬でもある。



CBX400F(廃車)



 乾燥173kgのコンパクトボディに、当時クラス最高の48PSを発生する16バルブエンジンを搭載し、インボードディスクやオイルクーラーといった先進メカを満載して登場。
 ヨシムラサイクロン、セフティオートスミダのセパハン、デイトナのスタビライザー、ヨシモトのバックステップなどかなり走り屋仕様だった。S59.5、バイク同士の正面衝突で撃墜(廃車)。キタノ本人は、柔道の回転受け身をとり、かすり傷程度で「九死に一生スペシャル」な生還。対向車がセンターラインを越えて突っ込んで来るという今でも「ゾッ」とする惨劇だった。相手は重傷。このオートバイ今持ってればかなりのプレミアものの名車である。




RZ250RR(売却)



 RZ250Rから、45PS+ハーフカウルにモデルチェンジ。市販レーサーTZのノウハウを受け継ぐ水冷2気筒エンジン。
 初めての2ストだったのでいろんな面で戸惑うこともあったが、バランスのとれた完成度の高い2サイクルマシンだったと思う。この頃、気のせいか私の頭も2サイクル的な思考回路だったようだ。(笑)
 1986年、一念発起し、東京府中試験場で2回目にして限定解除試験に合格。ナナハンライダーの仲間入りを果たす。そしてCB750の購入に伴い売却した。




CB750F(C)(売却)



 ナナハンクラスに一時代を築いたCB750Fの最終型。エンジンやフレームは先代のFBと共通だが、前後18インチのブーメランコスターや大径化されたTRAC付セミエアフォーク、リザーバータンク別体フルアジャスタブルRショック、肉抜きされたステップホルダーなど足回りを中心に大幅なポテンシャルアップが図られた。
 とにかく手のかからないよい子。逆に素直過ぎてつまらない部分も・・・。北海道10日間走り回ってもノートラブルで帰還できた。結婚により、泣く泣く手放す。




ZEPHYR1100(現有)




 ”硬派カワサキ”の頂点に立つ




現在もゼファーは現役だ



 カワサキ空冷エンジンとしては最大のボアに対応し、1シリンダー2プラグやデジタル点火、バックトルクリミッターなどを装備した先進の空冷パラレル4を、あのZUを意識した美しいボディラインに組合わせたビックネーキッドブームの火付け役。
 20代の終わり頃に結婚したのを機会にCB750から降りてよき家庭人たるべきと妄想してしまった。しかし、1年も経たないうちにライダー復活。ゼファー1100の美しいスタイリングを見た瞬間、全身に恋愛電流が走り即断購入。平成4年以来、現在に至るまでゼファーに乗り続けているのだ。



ZEPHYR1100の改造



■SPECミニカウル 
ツーリングの雨風対策に重宝。シールドの縁のゴム枠がすぐ外れるので、事務用バインダー3本で固定した。(ダサイ)
■ZUミラー
往年のZUに強い憧れを抱く昔の人なので、購入と同時に取り付ける。
ヨシムラサイクロン・クロームメッキ(チタンカーボン・サイレンサー付)
ちょっと(かなり)失敗!。マフラーのつなぎ目部分にストッパーがなくはずれやすい。(1999年の北海道ツーリングにて3度はずれた)またその部分がちょっとした凹凸でもすぐ地面に接触してしまう。サイレンサーの部分が高すぎてサイドバックを装着できない。問題多発!
チタンゴールド・レバー
1999年の北海道ツーリング中に立ちゴケ。純正レバーを曲げてしまったので、ついでに取り替えてみた。なかなかお洒落でGOOD!まさに怪我の功名。
デイトナ・ホワイトレンズウィンカー
純正のウィンカーが腐蝕して使い物にならなくなったので、ついでに交換。なかなかコンパクトでさっぱりだが、フロントウィンカーの電球に切り替えが無いので常時点灯はできない。でも見た目はカッコイイぞ!
クラウザ・トップバック搭載対応
ロングツーリング時における荷物があまりにも過積載で、かなり危険な状況になってきたので購入。バックよりもキャリアの方が高かった。なにせ50リットルもの溶量なのでかなり実用的で重宝している。
■サイレンサーとバックの接触防止                                        
熱でバックに穴を開けてしまうことがあったので、こんなのを南海部品で購入した。ロングツーリングにかなり有効。                           
・・・など。ざっと30万弱の改造費になると思う。(妻には超極秘!)








 ゴールドメタルエンジンガード

 こんなものをゼファーに取り付けてみました。エンジン下部をご覧いただきい。ゴールドなエンジンガードを装着。エンジンガードなど初心者っぽいと以前は思っていたけど、ロートルライダーになってタチゴケしたら、起こせないかもしれん。でもエンジンガードがあれば、少しは起こしやすくなるかもと・・・

 値段は張ったけれどもなんかごっつくなってるし、ゴールドも映える。しかし、ゼファーの部品は、なかなか見つからなくなってきたのも現実問題だ。



クロスカブ110(現有)







 クロスカブ購入

 北のサムライ新主力マシンは『クロスカブ』でした。最新鋭なので、もう筆者の寿命のあるうちはツーリング中に重大な故障とかはないと思われる。2016夏のサロベツ原野でのゼファー、レギュレータ故障は返す返すも無念かつショッキングな最悪の出来事だったもんで。

 デイトナスクリーン装着

 デイトナのスクリーンシールドを装着。なんとなく引き締まった感じ。ラフ&ロードのハンドガードも着いたが、これには伏線があり、後日、お話します。この日、R4を軽く流したが、フロントブレーキの効きがややよくないこと以外はまったく無問題。というより非常に運転しやすい。







 ハンターマフラー(エンデュランス)

 マフラーをエンデュランスのハンターマフラーに換えてみた。まず見た目がハンターカブっぽくなった。音は低温のサウンドが軽やかに響く。ご近所に迷惑になるような音ではないが、妻からは五月蠅いといわれた。高速巡航だと音が気にならなくなってくる。ハイギヤでの吹きあがりがよくなったような気がした。


 けど、特にスーパーカブに執着しているわけではない。クロスカブの方がもちろんお気に入り(だから購入した)です。ただハンターマフラーのスタイリングが好みなだけなんです。アップマフラーが気に入りました。林道にも入りたいんで。





 アンダーガードキット(エンデュランス)

 これで林道に入ってもエンジンをきっちりとガードしてくれる。ただこのクロスカブはPRO使用なのでヘッドライトをカゴの前に出している。したがってキットのバー上部へひっかける場所がない。つまり取り付かない。これは個人では無理だ。ここはショップにお願いして加工でどうにか固定してもらった。





 ボトルケース(エンデュランス)

 ちょっとした小物や携行缶入れによいと思う。なにより見た目もかっこいい。難点は鍵付きなのはいいが、これが邪魔になって蓋がなかなか外れない。この鍵はなくていいかも知れない。






 正確にはメッシュインナーラック(東京堂)

 安いし、カブ系ならほとんど適合すると思う。なにより便利です。カブ90にも装着しているが、ちょっとした小物やペットボトル、マップなどを入れている。ただ、マニュアル通りだとレッグシールドにも穴を2箇所開けて固定せよとなっているがこれは止めておいた方がいい。下部のコンビニフック2箇所のみで、穴を開けなくとも充分固定できる。







 クロスカブPRO仕様セット(ホンダ純正フロントバスケットセット)

 本来、クロスカブに前カゴはないが、オプションで購入できる。フロントキャリアを付け、その上にバスケットを乗せるカタチだ。ヘッドライトもカゴの前まで持っていく。見た目だけなら前カゴは無い方がカッコイイかもしれない。でも、ロングツーリングに使うなら、少しでも荷物を乗せられるように心がけたい(筆者、個人的にはそう思う)。スタイリングも大切だが、それ以上に実用性を重視したい。それならトラックで旅をすればよいという方もいるかも知れないけれども、二輪の醍醐味は機敏にフットワークする機動力だと免許を取得した17歳の春の頃から普遍的に思っている。

 ハンドルウォーマー(ラフ&ロード)

 以前、カブ90用に某メーカーの安ものハンドルカバーを購入したらレバーや各スイッチ操作に干渉しまくり、結局ほとんど使わないうちにお蔵入りとなった。けど、このハンドルウォーマー、お値段こそ、そこそこするが中が広く操作しやすい。素晴らしい使い心地だ。もう、筆者は完全におっさんなもので、こういうのがないと冬はバイクに乗れましぇん。同社のハンドガードがよいフレームとなり、さらに抜群の操作性となった。なにより温かい。

 ギヤ比変更

 前スポロケットのギヤ比をノーマルの14丁から15丁に換えてみた。それにより、噴き上がりの頭打ち感がずいぶんなくなった。つまり、低速での加速感は落ちるけれども高速での安定感がじっくりとしていて70キロ巡航ぐらいなら余裕で可能である。原付という感覚はなく、中型マシンとあまり遜色がなくなった。これにより燃費もかなり向上することは間違いない。クロスカブオーナーさんのブログを読むとツーリング時の燃費はリッター60キロぐらいにまで達するらしい。

 シガーソケット&USBセット装着

 クロスカブにシガーソケット&USBセットを装着した。当初はシガーソケットのみでよいかなと思ったのだが、USBセットでもお値段があまり変わらないのでセットにした次第です。あ、これからの時代、USBもあった方がよかろう・・・


 古い奴ほど、新しいものを欲しがるもので・・・








 パワースタンド投入

 カブ90の頃、重い荷物を積んだり、ちょっと傾斜があると勝手にマシンが倒れてしまうことが多々あった。そこで、ニシモトというメーカーで出しているパワースタンドを装着するとばっちり解消されるようになった。今回、クロスカブにもニシモトのパワースタンドを付けよう思ったら発売されてなかった。それでもよくよく探してみると京都の『モトブラン』というショップでクロスカブ用のパワースタンドの通販していることを知る。もちろん、さっそく投入するとばっちりだ。1万2千円ほどの出資になるが、CC110でのツーリングを考えるなら、不可欠かなと思うなり。







 2017年夏・東北一周ツーリング(6泊7日)にて

 しかし、クロスカブ110の走破性は秀逸の一言に尽きる。乗り易さはもちろんだし、燃費は余裕のよっちゃんでリッター60キロ以上。エンジンの噴き上がりは絶好調だった。


 不思議に思うのは、クロスカブで筆者が旅すると、ネットの匿名で馬鹿にする奴がいたらしい?意味がわからん?排気量マウントオジサン?ナンシーオジサン?原ニでキャンツーしてなんの不都合があるのか?というより、赤の他人から文句を言われる筋合いがあるのだろうか?乗ってるバイクは大きくても乗ってる人間の器があまりにも小さ過ぎないか?オートバイは個人の趣味だろう。それに原二に乗っていても、合格率数パーセント時代の限定解除一発試験組の叩き上げのライダーも存在するのだ。

 また大型ライダーが希少だったCB750乗り時代も、自分が偉いだなんて一度も思ったこともないし、排気量が小さいバイクだからって個人の嗜好を差別したことなど僕はかつて一度だってなかった。むしろ、荷物満載の小型バイクでキャンツーしているライダーを凄いと素直に敬服していた気がする。おかしな世の中になってきたものだと思う。まあ、言ってるのは、ごく一部の熟年デビューライダーとかリターンライダー系の昭和世代のオッサンライダーだろうけど。

 だがな・・・


 排気量で他人のバイクを見下すのは絶対におかしい!



その他



※以前間所有していたオートバイ、そして通勤専用機
(イメージ画像もあり)



XS250(譲渡)



 唯一所有したアメリカンスタイル。CBXの事故の後、RZ購入までの継ぎ役を果たす。高速道路にて100キロくらいのスピードでヒイヒイ言いながらも全力疾走!友人に譲る。



GSX250E(譲渡)



 友人からただ同然で譲り受ける。スタイルからゴキブリバイクと悪口を言われながらもTSCCを採用した頑丈なエンジンで都会の街乗りに充分対応した。ツーリングクラブの仲間に譲る。




Majesty(売却)



 成熟のベストセラー

 現在のビッグスクーターブームのパイオニアとして今なお高い人気を誇るマジェスティ。快適性を追求した装備とジェントルな走行性能は他の追随を許さない完成度へ。感動をよぶ成熟の走りを。
 少しもったいない気もするが北野の通勤専用機として、連日100キロ走行の激戦を展開。そしてまったく音を上げない実に優秀なマシンだった。2006.4、カブ90購入に伴い売却(かなり未練あり)

 ちなみにキタノ邸前にて撮影。
 





正面より,コロは2007秋に旅立ちました



カブ90(売却)



 転勤のため、通勤時間が大幅に短縮したことによりマジェスティを売却。そして、いずれ決行されるかもしれない冬季北海道キャンプツーリングを見据えて購入。現在も僅かながらスパイクタイヤも製造しているようだし。

 2017年、クロスカブを購入したことにより乗る機会が激減する。同年9月、乗っていただけるという方に売却しました。
   松田技研のフリーボックスを付けてみた。最大160リットルの容量まで達するので、キャンプツーリングも余裕になる。フリーボックスとは、郵政配達ボックスである。




番外編



イプサム(廃車)



   クルマの方の愛車・イプサム

 1999年製。一応限定車。7人乗りだが、後部は亡き愛犬コロの居住空間になっていた。本当は、ジムニーORランクルが欲しかった。家庭サービスや仕事専用と化していた。2010年2月下旬、突如エンジントラブルで力尽き廃車。
 




サクシード(現有)



 2010年3月末、サクシード納車。4ナンバー・1500cc・4WD。マニュアルギヤ。後部席が倒せるので車中泊が快適である。車体のわりに排気量が小さいので、メリハリにやや欠けるかな?燃費はリッター14超。  




ルノー(現有)




東日本大震災時、ガソリンが尽き、自転車の重要性を再認識し、
クロスバイク”ルノー”を常備しております。



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番外編2




学生時代、横浜のアパート前にて・・・若かったあの頃(昭和59年頃)



バイクの数だけ物語がある・・・